こんにちは、カウンセリングサービスの町村ゆきです。
ブログにお越しくださりありがとうございます。
今日は、私がカウンセリングを受けるきっかけになった出来事をお話ししたいと思います。
私は2回離婚しているのですが、実はその後にお付き合いした人がいます。
その彼のことが私は大好きだったのですが、ある日の彼の浮気が突然発覚しました。
その出来事がきっかけで、カウンセリングを受けることになったのです。
当時、彼とのお付き合いは8年が経っていて、もう家族同然の関係になっていました。
子供たちも彼と仲良くしていたし、私は彼との結婚を望んでいました。
私は、子供しかいないところでは、寝床で鍋のままインスタントラーメンを食べるようなだらしないお母さんでしたが、彼の前ではいつも『ちゃんとしている私』を演じていました。
私の中の『ちゃんとしている私』とは
彼や子供たちの為に朝からちゃんとした食事を作り、家族のことも一番に考えて、どんな時でも身なりは綺麗にして、優しく賢い私。
そんな理想の自分から外れることが私はとても怖かったので、いつも彼の前では最高の自分を演じることに一生懸命だったように思います。
何年も何年も彼のまえでは、理想の自分しか見せないように頑張ってきたのに、浮気されたんです。
ある時、彼の為を思って言った一言で
「もう、いちいちうるさいんだよ!俺の事はほっといてくれよ!」
突然彼から言われました。
一度も怒ったことなどない彼でしたから、そんなことを言われて私はショックを受けたのですが、
「はあ?何言ってんの?あなたの為に言ってあげたのにそんな言い方ないでしょ?」
私は言い返しました。
「もう他に好きな人が居るから。もうゆきのことは好きじゃない。」
続けて彼にそう言われて、私は完全にフリーズしました。
えええええ!!!?
私、めっちゃ頑張ってきたのに、他に好きな人ってなんだよ!
ふざけんなよ!こっちはいっつも気を使ってお前の為に一生懸命やってきたんだぞ!
心の中でこんな気持ちになりましたが、私は彼には言い返すことは出来ませんでした。
怖かったんです。
私を大好きだと信じ切っていた彼が別人に見えて、裏切り者だし敵になったみたいで怖かったんです。
私はそれから何か月も、自分なりのやり方で、彼の目を覚まそうとしました。
彼に怒ったり、彼を諭したり、具合の悪いフリをしたり・・・etc
何とか彼に振り向いてもらいたくて、たくさんアピールしましたが、彼から返ってくる言葉は
「もう、そういうのが嫌なんだよ!!」
の一択でした。
自分でどうしていいのか分からなくなった私はカウンセリングを受ける事を決めました。
初めて電話をかけた時、浮気をされた事実をカウンセラーさんに伝える事も苦しかった。
バツ2で子持ちの40過ぎの女が年下の彼に浮気されて捨てられたってきっとカウンセラーだって笑うよね。って。
そんな風に思っていましたが、初回無料で何人かのカウンセラーさんとお話しをしても、私をバカにする人なんて一人もいなかったんです。
私の気持ちを親身に聞いてくれて、私の価値をたくさん見てくれたんですね。
当時の私はひねくれ者でしたので、自分の価値を見てもらうと、バカにされたと怒りまくって否定していました。(当時のお世話になったカウンセラーさん達、本当にごめんなさい・・・)
そして、私は、自分は浮気をされた被害者だと思っていましたが、私は私の事しか見ていなかった事実にも出会いました。
彼の為にと一生懸命にやってきましたが、たくさん犠牲した気持ちの裏側には、
私と結婚してよね!とか、私のことをもっと好きになってよね!といった、ニーズがたくさんあった事にも気づきました。
彼の気持ちを無視して、自分の中にある正しさにこだわって自分のやり方を押し通してきたことで彼を否定し続けてきたのかもしれないなと、初めて被害者ではなく、加害者の視点も持つことで彼への理解を深めていくことが出来ました。
たくさん言いたい事もあったよね?
でも、私がわからずやだから、伝える事も難しかったよね?
あなたの為に、あなたの為にって、私は凄く偉そうだったよね。
目を覚まさなければいけなかったのは私の方だったよ・・・。
いつも口うるさく言う私の言葉を、嫌な顔一つせずに、はいはいと聞いてくれていた彼の顔がたくさん出てきて、その度にごめんなさいとありがとうの気持ちが溢れてきました。
彼だけを問題視していたけど、カウンセリングを受ける中で、私自身が自分に自信が持てなかったことで彼の愛を拒絶してきたことや、小さい頃からの親との関係で、自分を良いものだと思えなくなっていたことで、これまでの人生で色々な問題が起きていたことに気づき、私はもっと心理学を学びたいと思うようになり、カウンセリングサービスの母校である、神戸メンタルサービスの養成コースに入りました。
そこでは私が隠していた【悪い自分の存在】を自分で持つことで、誰も自分に近づけないようにとしようとしてきたことだったり、大切な人を責めていたけど、本当は大切な人を上手に愛せない自分のことをたくさん責めていたことを知りました。
そして、それらのすべては私の愛だったことも。
自分の知らない自分と出会うことは、怖いことでもありますが、やっぱり嬉しい!
自分を知っていく度に、周りへの理解も深まり、以前より自分を表現することが出来るようになりました。
彼は本当に優しい人だったから罪悪感も強くて、以前のような関係ではないですが、今も私と子供のことを大切に考えてくれて、色々なサポートしてくれています。
カウンセラーになるきっかけは最低で最悪な出来事でしたが、でも、それがあったから今の私があるのだと思ったら、やっぱり彼に対しての感謝しかないなと思います。
自分の価値観で物事を見ることを手放す事は本当に怖いです。
でも、誰かと一緒なら進んで行ける事もあると思うんです。
かつての私のように自分を責めたり、自分を隠さなきゃと思っている人が、本来の自分で生きていけることのお手伝いが出来れば嬉しいです。
読んでくださりありがとうございます。
町村ゆき
ブログにお越しくださりありがとうございます。
今日は、私がカウンセリングを受けるきっかけになった出来事をお話ししたいと思います。
私は2回離婚しているのですが、実はその後にお付き合いした人がいます。
その彼のことが私は大好きだったのですが、ある日の彼の浮気が突然発覚しました。
その出来事がきっかけで、カウンセリングを受けることになったのです。
当時、彼とのお付き合いは8年が経っていて、もう家族同然の関係になっていました。
子供たちも彼と仲良くしていたし、私は彼との結婚を望んでいました。
私は、子供しかいないところでは、寝床で鍋のままインスタントラーメンを食べるようなだらしないお母さんでしたが、彼の前ではいつも『ちゃんとしている私』を演じていました。
私の中の『ちゃんとしている私』とは
彼や子供たちの為に朝からちゃんとした食事を作り、家族のことも一番に考えて、どんな時でも身なりは綺麗にして、優しく賢い私。
そんな理想の自分から外れることが私はとても怖かったので、いつも彼の前では最高の自分を演じることに一生懸命だったように思います。
何年も何年も彼のまえでは、理想の自分しか見せないように頑張ってきたのに、浮気されたんです。
ある時、彼の為を思って言った一言で
「もう、いちいちうるさいんだよ!俺の事はほっといてくれよ!」
突然彼から言われました。
一度も怒ったことなどない彼でしたから、そんなことを言われて私はショックを受けたのですが、
「はあ?何言ってんの?あなたの為に言ってあげたのにそんな言い方ないでしょ?」
私は言い返しました。
「もう他に好きな人が居るから。もうゆきのことは好きじゃない。」
続けて彼にそう言われて、私は完全にフリーズしました。
えええええ!!!?
私、めっちゃ頑張ってきたのに、他に好きな人ってなんだよ!
ふざけんなよ!こっちはいっつも気を使ってお前の為に一生懸命やってきたんだぞ!
心の中でこんな気持ちになりましたが、私は彼には言い返すことは出来ませんでした。
怖かったんです。
私を大好きだと信じ切っていた彼が別人に見えて、裏切り者だし敵になったみたいで怖かったんです。
私はそれから何か月も、自分なりのやり方で、彼の目を覚まそうとしました。
彼に怒ったり、彼を諭したり、具合の悪いフリをしたり・・・etc
何とか彼に振り向いてもらいたくて、たくさんアピールしましたが、彼から返ってくる言葉は
「もう、そういうのが嫌なんだよ!!」
の一択でした。
自分でどうしていいのか分からなくなった私はカウンセリングを受ける事を決めました。
初めて電話をかけた時、浮気をされた事実をカウンセラーさんに伝える事も苦しかった。
バツ2で子持ちの40過ぎの女が年下の彼に浮気されて捨てられたってきっとカウンセラーだって笑うよね。って。
そんな風に思っていましたが、初回無料で何人かのカウンセラーさんとお話しをしても、私をバカにする人なんて一人もいなかったんです。
私の気持ちを親身に聞いてくれて、私の価値をたくさん見てくれたんですね。
当時の私はひねくれ者でしたので、自分の価値を見てもらうと、バカにされたと怒りまくって否定していました。(当時のお世話になったカウンセラーさん達、本当にごめんなさい・・・)
そして、私は、自分は浮気をされた被害者だと思っていましたが、私は私の事しか見ていなかった事実にも出会いました。
彼の為にと一生懸命にやってきましたが、たくさん犠牲した気持ちの裏側には、
私と結婚してよね!とか、私のことをもっと好きになってよね!といった、ニーズがたくさんあった事にも気づきました。
彼の気持ちを無視して、自分の中にある正しさにこだわって自分のやり方を押し通してきたことで彼を否定し続けてきたのかもしれないなと、初めて被害者ではなく、加害者の視点も持つことで彼への理解を深めていくことが出来ました。
たくさん言いたい事もあったよね?
でも、私がわからずやだから、伝える事も難しかったよね?
あなたの為に、あなたの為にって、私は凄く偉そうだったよね。
目を覚まさなければいけなかったのは私の方だったよ・・・。
いつも口うるさく言う私の言葉を、嫌な顔一つせずに、はいはいと聞いてくれていた彼の顔がたくさん出てきて、その度にごめんなさいとありがとうの気持ちが溢れてきました。
彼だけを問題視していたけど、カウンセリングを受ける中で、私自身が自分に自信が持てなかったことで彼の愛を拒絶してきたことや、小さい頃からの親との関係で、自分を良いものだと思えなくなっていたことで、これまでの人生で色々な問題が起きていたことに気づき、私はもっと心理学を学びたいと思うようになり、カウンセリングサービスの母校である、神戸メンタルサービスの養成コースに入りました。
そこでは私が隠していた【悪い自分の存在】を自分で持つことで、誰も自分に近づけないようにとしようとしてきたことだったり、大切な人を責めていたけど、本当は大切な人を上手に愛せない自分のことをたくさん責めていたことを知りました。
そして、それらのすべては私の愛だったことも。
自分の知らない自分と出会うことは、怖いことでもありますが、やっぱり嬉しい!
自分を知っていく度に、周りへの理解も深まり、以前より自分を表現することが出来るようになりました。
彼は本当に優しい人だったから罪悪感も強くて、以前のような関係ではないですが、今も私と子供のことを大切に考えてくれて、色々なサポートしてくれています。
カウンセラーになるきっかけは最低で最悪な出来事でしたが、でも、それがあったから今の私があるのだと思ったら、やっぱり彼に対しての感謝しかないなと思います。
自分の価値観で物事を見ることを手放す事は本当に怖いです。
でも、誰かと一緒なら進んで行ける事もあると思うんです。
かつての私のように自分を責めたり、自分を隠さなきゃと思っている人が、本来の自分で生きていけることのお手伝いが出来れば嬉しいです。
読んでくださりありがとうございます。
町村ゆき