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こんにちは、町村ゆきです。
ブログにお越しくださりありがとうございます。


突然ですが、皆さんの自己イメージってどんな感じですか?
そして、それは他人が見ている自分と一致していますか?


私は、人からよく「優しいですね」と言われたりします。

でも、自分では自分のことを優しいなんて思えなくて、自分で思っている自分と、他人が見ている自分との間には大きなギャップがあるなと、いつも思っていました。


私が他人から伝えてもらった、私の印象ランキング

圧倒的1位が「優しい」なんです。
(ちなみに、2位と3位は同率くらいで「面白い」と「一生懸命」です。)

この「優しい」という評価、自分では全くそうは思えなくて、

私は「優しいね」と他人から言われるといつもモヤっとしていました。


だって、本当の私は、優しいフリをしている人間だから。

***

私がカウンセラーになろうと思い、カウンセリングサービスの母体である神戸メンタルサービスの、ヒーリングワークというワークショップに参加していた時のこと。

そこではグループに分かれて、グループの中の一人の方を選んで、その方に価値を伝えるという実習があるのですが、私はいつも実習のときに、

「ゆきさんの良いところは、優しいところです」

と、言われることが多かったのです。

その他にも、
面白い、一生懸命頑張る人、愛が大きい・・・など。

面白い以外は、自分では一度も思ったことはないのですが、よくそんな風に言われることが多かったと思います。


でも、ヒーリングワークに通い始めたころの私は、

優しいフリをしているだけの偽善者。
思い通りにいかないとやさぐれる子供。
人のせいにして言い訳ばかりするダメ人間。
(書いてて、ちょっと怖くなってきました。笑)


自分のことをそんな風に思っていたから、こんな最悪な自分がバレるのだけは絶対に死んでも嫌だと思い、いつも優しく良い人のフリをしていたんです。

だから、グループ実習では、私のいいところはみんなが口を揃えて「優しさ」だと言ってくれました。

でも、全然嬉しく思えなくて、私は焦りみたいなものをいつも感じていました。

ワークに参加すればするほど、価値を伝えられれば伝えられるほど、嫌な気持ちになってくる。

次第に、みんながいい加減なことを言っているように感じて、みんなのことを嘘つきで本当にいい加減な人達だなと思うようになりました。

やがて、みんなも適当なんだから、私だってグループ実習は適当にやったらいいよねって思い、やさぐれた気持ちのまま笑顔を作りワークショップに参加していたんです。

でも、適当にやればいいって分かっていても、グループ実習の自分の順番の時には、何故だかいつも緊張しました。


ある時、ふと、何で自分は緊張するんだろう?と思った時に、みんなに見られることが恥ずかしいって思っている自分がいることに気づいたんですね。

じゃあ、どうして恥ずかしいんだろう?と思った時に、

本当の自分がバレてしまうことが恥ずかしくて怖い

って言葉が私の中に出てきたんです。


良い人を演じている「悪い私」が本当の自分なのであれば、私の【悪い自分隠しミッション】は大成功だし、そんな悪い自分がバレなくて上手く騙せて良かったと、もっと安心して良いのに。

自分の価値を見られれば見られるほど違うって否定したくなる。

言いたくなる。

私に騙されないで!

って言いたくなる。

みんなが本当の私に気づいてないことに腹が立ち、怒りがぶわっと湧いてきました。


え?ちょっと待って!本当の私?

本当の私は悪い人なんですよ。

だから隠したかった。バレたくなかった。

でも、うまく隠せているにも関わらず腹が立つって、なんかおかしいなって、この時ふと思ったんです。

それで、何故怒りを感じたのか?って自分に聞いてみると、

私はただ、自分の中にもある優しさを、自分で認めることが怖かったんです。

何故怖いか?って言うと、自分で自分を優しいって思うなんて、そんなの恥ずかしいから。

だから、一生懸命に悪い自分を自分の中に召喚し、私が「私は優しいフリをしている人間」って思い込もうとしていたのです。

私は、悪い自分のその下にある「優しい自分」を見られることが恥ずかしくて、その恥ずかしさを感じたくなくて逃げていたんです。



***


しばらくしたころ、妹からラインが来ました。

ラインには、小学校1年生の姪っ子のひなちゃんが、赤ペン先生に自分の好きなものを紹介するという問いで、私が登場したという内容が書いてありました。

IMG_3303[6840]
写真は許可をもらって掲載しています。

「これは私が知らない間に、ひなちゃんが一人で書いたんだよ。」

「お姉ちゃんすごいね。ポテトと同等って、どんだけ好かれてるんだ!笑」

「お姉ちゃんが羨ましいよ~」

と、メッセージとこの写真を送ってくれました。

確かに、姪っ子はポテトが大好きで、いつもポテトフライを食べていました。

ポテトと私を、同じくらいに好きと思ってくれていたなんて・・・。

ひなちゃん、私のことを見て優しいって思ってくれていたんだ・・・。

しかも、ひとつ書きましょう。なのに、ポテトと私とどっちも選べなくて、私のことも書いてくれたんだね。

私は嬉しくて、涙が出てきました。


ひなちゃん、ありがとう。


私は姪っ子のことが大好きで、会えばいつも、鬼滅の刃ごっこをしたり、紅蓮華や竈門炭治郎の歌を一緒に歌ったりして、似顔絵を書いたり、お手紙交換も良くしていました。

ひなちゃんに優しくしようなんて思ったことは無いけど、ただ、大好きなひなちゃんと一緒にいることが楽しくて、嬉しくて、その気持ちのまま、ひなちゃんと一緒にいただけなんです。

ひなちゃんが、私を優しいから好きって書いてくれたおかげで、私はとうとう、自分の優しさを認めるしかなくなってしまいました。

***

そして、前に起こったあのグループワークでの数々。

思い返せば、あの時のグループのみんなだって、ひなちゃんと同じように私のことをちゃんと見てくれていたから、「優しい」って言ってくれたんだよね。という気持ちになり、

みんなが伝えてくれた私の価値を、私は必死に受け取らないようにと頑張っていた自分を思い出し、だいぶ恥ずかしくなりました。

そして、私が見たみんなの価値は「適当に」見たわけではないことにも気づきました。

恥ずかしさのあまり、「適当に」と言い訳していただけで、本当はグループのみんなの良いところを一生懸命に見て、美しさを感じていたのです。

私はこの日、みんなの愛を一度に受け取ることが出来ました。


自分の価値って、自分では気づくことが難しいなって思います。

だからこそ、誰かに伝えてもらった自分の価値は、本当なのだと思います。


皆さんにもきっと誰かが見てくれた愛があると思うんです。

今日は自分で思っている自分より、誰かが見てくれた自分の価値をそのまま受け取ってみませんか?


あなたとあなたの大切な人の今日が幸せでありますように・・・。


読んでくださりありがとうございました。



町村ゆき


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