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こんにちは、町村ゆきです。
ブログにお越しくださりありがとうございます。


言いたいことが言えない時、ありますよね。

好きな人に会えなくて寂しい時。
悲しいことがあって、話を聞いてほしい時。

寂しいとか悲しいって言えない。

カウンセリングでも、言えないです。という方のお話しをお伺いすることがあります。

言いたいけど、言えない。

本当はこう思ってるのに・・・。
本当はこうして欲しいのに・・・。

でも、言えない。


言えないというより、言いたくない。

だって自分の気持ちを相手に伝えるなんて、相手にとっては迷惑かもしれないし、

それに、自分の弱い部分を相手に見せるのはなんか気が引ける。

何となくですが、悔しいし負けたような気がするし、恥ずかしい。

私はパートナーシップでは、ずっとこれがありました。

ネガティブな表現をすることをずっと嫌って我慢していました。


今振り返ると、この言いたくないことを我慢している時って、すごく怒っていたなって思います。

本当の気持ちの上に、怒りで蓋をしている状態。


私は怒っている時は、怒っていないフリもしていました。

別に何でもないし
別に怒ってないし
別に、別に・・・。

って、態度でした。

自分では上手く怒りを隠せていると思っていましたが、心の奥では本当の自分の気持ちに気付いて欲しくて、分かりやすくそんな不機嫌な態度を取っていたように思います。

相手もそんな私の「別に・・・。」にちゃんと気づいてくれて、

「どうしたの?」って声をかけてくれますが、素直に自分の気持ちを伝えることは出来ないんです。

無理なんです。

だって、そんなこと恥ずかしいから。

だから、一生懸命、「別に・・・」ってやり続けて、

何なんだよ!
いい加減にしろよ!

って相手を怒らせてしまうこと、本当に多かったです。

そんな風に言われたら、私もそのころにはようやく怒れて、

相手に言いたいことを言っていました。

こっちだって、我慢してるのに何なんだよ!って。

よくこんなやり取りをしていたなと思います。


あの・・・。
今、言いたいことって書きましたが、本当の言いたいことは言ってなかったんですよ。


本当の気持ちは隠して、言いたいことではないことを相手に伝えてました。

本当は一緒に居たいのに、もう帰るって言ったり
本当は別れたくないのに、もう別れるって言ったり
本当は分かって貰いたいのに、もういいって言ったり

だいぶやっていました。

本当の気持ちは言わないで、逆のことを言っていたんですね。

最初は相手も、ごめんって謝ってくれますが、私は、自分が不機嫌になる度にこれをやっていたので、しまいには、

「分かった、じゃあそうしよう」

って、あっさり言われてしまうようになりました。

正確には、言わせるまでやり続けたと言っても良いくらいかもしれません。


相手に、私が今感じている嫌な気持ちを、ただ分かって貰いたくて言っただけなのに、それを分かったって言われたら、もう次の一手が無くなってしまいます。

ちょっと脅しのつもりで言っただけなのに・・・。

そんなにあっさり分かったって言われたら、関係が壊れることを恐れていながらも、意地を張り続けるしかなくて、

本当に帰ったり、
本当に別れたり(勝手に別れたってことにしたり)、
もう、どうでもいいって自暴自棄になったり、

相手のことも、自分のことも傷つけていたなって思います。

私を怒らせた相手が悪いって思っていたし、だから私は間違ってないって思って正当性を主張して、いつも正しさを守ることは出来たけど、

正しさを手に入れて、結局独りぼっちになりました。

自分の本当の気持ちが言えないだけで、欲しくもない結果ばかり手に入いれていたんです。


言いたかったこと。

寂しかったから、あなたと一緒にいたい。
悲しかったから、あなたと一緒にいたい。
一緒にいたいのは、あなたのことが大好きだから。

これが、私の言いたかったことの全てだと思います。


たった一言、「大好きだから一緒にいたい」って言えていたら、関係は壊れなかったかもしれません。

でも、私自身が自分が愛される存在だと思ってなかったから、

相手がどれだけ私の気持ちを理解しようとしてくれても、信じられなかった。

信じることが怖かったのだと思います。

信じて傷つくのが怖いから、信じないように一生懸命疑って、

相手が自分から離れていったら

「ほらやっぱり、私って愛されない」

って、やっぱり私が正しいということだけを証明していました。


***


ある講座を受けていた時に、私の師匠が

不幸はコントロールできるけど、幸せはコントロール出来ない。

って話して下さったことがあります。

愛されることが怖いから、愛させないようにコントロールする。

これって、私がやっていたやり方なんです。


本当の気持ちを言わないのは、怖いから。

本当の気持ちを伝えたら、きっと相手は受け入れてくれるってどこかで分かっていたから、そうならないようにコントロールしていたんです。

なぜって、受け入れてもらうということは、自分が負けたように感じるからです。

受け入れてもらうって愛される感じがするし、
だから、愛されるは、相手に負けてしまう感覚、私はずっと感じていました。

私の場合、小さい頃に父と離れて、父に捨てられたと思って生きてきた時間が長かったせいで、男の人に対しての疑いがずっとありました。

お父さんはお母さんと私を捨てたって。
だから、男の人を信じてはいけないって。

本当に誤解なのですが、私はお付き合いしてきた方全てを、父のように見ていたんです。

だから、愛されるなんて、男の人に負けないようにと競争してきた自分からすると、もう自分が無くなるような感覚を感じて、それはすごく怖かったんです。


「愛される」は相手が主体で、
「愛させない」は私が主体で、

自分の主体性を失うことが怖くて、相手を遠ざけることをやってしまうという方は、私以外にもいらっしゃるのではないかと思います。

でも、自分の主体を持ったまま愛されることも出来ます。

それは

「愛させてあげる」

これは、自分が主体となって相手の愛を受け取るという姿勢です。

これなら、負けてる感覚にもなりにくいし、悔しい気持ちも乗り越えられそう、って思います。

これなら、

さっきは言い過ぎてごめんね。
あなたのことが大好きだから、一緒にいたいの。

って、言えそうです。

だって、私が、私のことを相手に愛させてあげているのだから。


私はこの話を聞いた時に、本当に本当に、時を戻せたら良いのに!って思いました。

あの時に、「愛させてあげる」ことを知っていたら、独りぼっちにならなかったのかもしれません。


もしも、今、かつての私のように言いたくないことを言ってしまって、欲しくないもない結果を手に入れて、

「やっぱり私は愛されていない」

って思っているのであれば、

この結果は、本当に自分が望んだものなのかな?って、一度、あなたがあなたに聞いてみてあげて欲しいんです。

大切な相手とのこと、今ならまだ間に合うかもしれません。

あなたの本当の気持ちを、大切な相手にちゃんと伝えてあげて欲しいって思うんです。

あなたの気持ちを相手に伝えるということは、相手からすれば、

大好きなあなたをもっと理解できる

大チャンスなのですから。

大チャンスを与えるって、なんか神様とか女神様みたいですね。


自分の本当の気持ちを分かってもらいたい時は、分かってもらおうと行動することではなくて、ただ、そこにある、あなたのそのままの気持ちを伝えることが一番なんだと思います。

一人で難しいときは、是非お手伝いさせてくださいね。


あなたとあなたの大切な人の今日が、幸せでありますように・・・。

ここまで読んでくださりありがとうございました。


町村ゆき


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