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こんにちは、町村ゆきです。
いつもありがとうございます。


アメブロ恋と仕事の心理学水曜日のテーマ素敵な愛の育て方で8月31日に投稿した記事です。

彼の浮気が発覚して、人生に絶望した私がどのように変わっていったのか?のお話しです。


よろしければお読みください。


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私がカウンセラーになろうと思ったきっかけは、あるカウンセラーさんとの出会いからでした。

当時、私は8年ほどお付き合いしていた彼が浮気をしていることが分かり、あまりのショックにカウンセリングを受けたのがきっかけだったんです。


彼が浮気をしたのだから、彼が悪い!
私は被害者なんだ!


と、自分の気持ちを分かって欲しくて、毎週毎週カウンセラーさんに電話かけて自分の気持ちを訴えていました。

当時の私は、悪いのは彼なんだから、彼が自分の行いを正すべき!って思っていました。

すごく怒っていたんです。

少し前まで、一緒にご飯を食べたり、買い物に行ったりして、二人の関係は仲が良く上手く行っていると思っていましたので、浮気が分かった後も、私はなかなか現実を受け入れることが出来ませんでした。

毎日毎日、自分は悪くないのにどうしてこんな目に合わなきゃいけないんだって思っていました。

しかし、それと同時に、私がこんなにひどい気持ちを感じているのだから、彼もきっと反省して戻ってきてくれるはず!という期待もありました。

でも、以前のように私がラインをしても返信は次の日だし、電話をかけても出てくれることはなくて、私の知っている彼とは別人のような冷たい彼の一面を知って、私は彼と関わることも怖いと思うようになっていました。

カウンセリングを受ける前は、自分で色々と頑張ってはみたんです。

身体の具合が悪いと訴えたり、彼に罪悪感を感じさせるような泣き落としもしましたし、怒って彼を責めて自分の言うことを無理に聞かせようともしました。

でも、どれも上手く行きません。

そしてネットであらゆる復縁のサイトを見つけては、色々試そうと頑張るのですが、書いてある通りになんて自分の気持ちをコントロールすることなんて出来ませんでした。

我慢して、良い彼女を演じてみても、彼の浮気は一向に治まらない。

こっちはめちゃくちゃ我慢して良い彼女になっているというのに、全く相手に伝わらないことに腹を立てて、最後には彼に文句を言っては自爆していました。

この時の私は、実際は良い彼女になっていたわけではなく、良い彼女になったと彼に信じてもらい、再び私の元に戻ってきてもらうために頑張っていたのですね。

何一つ上手くなんて行かなくて、もう、自分のことも本当に嫌いになりました。

この頃には、彼に関わろうとするだけで心臓がバクバクして、自分がどう見られているのか?と自意識でいっぱいになったり、見てもいない彼の浮気相手を想像し、自己嫌悪ばかりして毎日を過ごしていました。

自分の力で頑張ってはみたものの上手くは行かず、もう死んでしまいたいと自己嫌悪でいっぱいになっている時に、カウンセリングサービスのホームページを見つけたんです。

それから私のカウンセリング生活が始まりました。

***

私がカウンセリングの中でいつもカウンセラーさんに聞いていたことがあります。


彼は私のことを好きなんですか?
彼は私の元に戻ってくるのでしょうか?


夜も眠れず食事も摂れなかったので、いつもそればかりが気になり、カウンセリングの話題は彼が私をどう思っているのか?ばかりに集中しました。

ある時、カウンセラーさんから質問をされたことがあります。

「ゆきちゃんは彼をどう思っているの?」

え??
どうって・・・。そんなの知らないよ・・・。

結局この日、私はこの質問に答えることが出来ませんでした。

でも、電話を切ってから、あんなに酷いことをしたやつなんだから、そんなの許せるわけないし、そんな酷いやつ、私が好きなはずがないって思いました。

次のカウンセリングで、私は、
「私は彼を好きなはずはないと思います!」
って胸を張ってカウンセラーさんに言いました。

そしたら、カウンセラーさんはまた言いました。
「だから、ゆきちゃんは彼をどう思ってるの?」

え??
私、今言ったのに、この人聞いてないの・・・?

「だから、私は彼を好きなはずはないです!」

私はもう一度言いました。(この後2回くらいこのやり取りを繰り返しました)

「じゃあ、ゆきちゃんは彼を好きじゃないのね?」
「なら、彼がどう思っているか?なんてどうでも良いことだよね?」

私は、黙りこみました。


この時、私が言った、私は彼を好きなはずはない!と言う言葉は、私が彼をどう思っているのか?という質問の答えになってなかったため、カウンセラーさんも頑張って私に聞いてくれたのだと思います。

そもそも、私がカウンセリングを受けている理由は彼の浮気をやめさせたいからです。
彼に反省してもらい、私のところに戻ってきてもらうためです。

では、どうして私は彼に戻ってきて欲しかったのか?

答えは簡単でした。
彼のことが好きだったからです。

カウンセリングを受けていく中で、私は彼を好きだったという、自分の本心に気づくことができました。
でも、気づくことはできたけど、今度は認めることができません。

悔しかったんです。
浮気されたのに、それでも彼が好きだということが悔しかった。

私は確かに素直じゃなかったし、いつも彼の愛にあぐらをかいていて偉そうな彼女でした。

でも心の中ではいつも「彼に愛されているのか?」と、本当は浮気をされる前から私はいつもビクビクしていていたんです。

そして、そのビクビクしている自分が彼にバレてしまうことの方がもっと怖くて、つい、自分を隠すために偉そうな態度で振舞ってしまっていたんです。

思い返せば私は、恋愛やパートナーシップにいつも問題を抱えていました。

私の中には、『私は愛される存在ではない』という自己概念があったので、愛されるような感覚を感じると、自己概念が崩壊してしまうことが怖くて、パートナーとの関係から逃げ出したり、パートナーとの関係を壊してしまうということを繰り返してきました。

自分の中に、彼を愛している私とか、彼に愛されている私などと、愛がやってくると、『愛されなかった自分』という自分が無くなってしまうような感覚を感じ、とても怖かったんですね。


でも、この自己概念、誤解なんです。
多くは、幼少期の頃に親との関係で傷ついたり、過去の恋愛やパートナーとの関係で傷ついたりしたために、もうこれ以上傷つかないようにと、心を守るために作られたものなんです。

真実は、私たちは『誰でも愛される存在』なんです。

***

カウンセラーさんの前で、私が彼を好きだと認めることはちょっと時間がかかりました。

もう、自分の感情に触れるだけで、私は3歳児のように癇癪を起してしまうので、その都度、カウンセラーさんに私の感情をサポートしてもらいながら、一つ一つ自分の感情と向き合うことを続けていきました。

自分と向き合ううちに、彼はどうして浮気をしたのだろう?と、今度は彼の気持ちに思いを寄せることも出来るようになりました。

一つ認めることが出来たら、その後の自分の気持ちを認めていくことはだんだんと楽になって、癇癪を起こすことも無くなりました。

「私は彼が好き」だけではなく、私は何が好きで何が嫌いか?がちゃんと分かるようになって、自分の好きを大切にすることも出来るようにもなっていったんです。

私はこのカウンセラーさんとのカウンセリングで、初めて自分という人間が、何を思い、何を感じているのかを知ったんです。

自分を知ることが出来て、自分のことが好きになれました。

そして、癒しという心理学の世界にどんどん惹かれていった私は、ある日カウンセラーさんに勇気を出して伝えました。


「私もカウンセラーになりたいです」


この時のカウンセラーさん、喜びのあまり泣きながら大笑いをしたりして、ちょっと面白かったんですよ。

カウンセラーさんは、私の想いを全力で応援してくれました。
その後も私のことに一喜一憂してくれて、私にとっては自分のことをそんな風に泣いたり笑ったりしてくれる存在がいてくれることがとても嬉しくて、私は頑張り続けることが出来ました。

その頑張りが実り、私もこうしてカウンセラーとして活動することが出来て、今、これを書かせていただけていることにも、本当に幸せを感じています。

それからですね・・・。
残念ですが彼とは恋人同士の関係ではなくなりました。
でも、今でも子供を交えて食事に行ったり、趣味を楽しんだり、困ったことがあれば相談したりと、共にお互いを大切にしあえる関係になっています。

***

これを読んでくださっている方の中にも、自分の気持ちが分からなくて日々モヤモヤしたり、苦しさを感じている方もいるかもしれません。

自分が自分自身と繋がることは、幸せを感じられるための大切なことだと思っています。

自分の気持ちに行き詰ったときは、是非カウンセリングで本当の自分と出会い、自分と繋がる体験をしてみてくださいね。



最後までお読みくださりありがとうございます。



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