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こんにちは、町村ゆきです。
いつもありがとうございます。


アメブロ「恋と仕事の心理学」水曜日のテーマ「素敵な愛の育て方」に投稿した記事です。

よろしければお読みください。


***


私がカウンセラーになる前、カップルカウンセリングを受けたことがありました。

カップルカウンセリングということは、相手がおります。

その相手とは、前回の記事で書いた「浮気をした彼」なのです。







当時の私は浮気をした彼だけが悪くて、された私は悪くないって思っていたので、仲良くなりたいと願いながらも、会えばつい自分がどれだけ傷ついたか?ばかりを彼に伝えてしまい、関係はどんどん悪化している状態でした。


浮気を辞めて欲しいのに、辞めてくれないってことは、私のことがもう嫌いなんだなって思いが自分の中にどんどん出てきます。


彼の電話が鳴ったり、彼の車の中に私の知らないものを見つけるだけで、私の中では全部が浮気と結びついてしまうので、その度に、自分が嫌われているんだと思い込むようになり、彼と会うことを避けるようになっていったんです。


でも、会わないでいる間は安心できたかと言うと、そんなことはありませんでした。

一人でいても、疑いは止まらないんです。

いつも脳内で、あいつは今頃は何しているんだろう?と思いを巡らせていました。


会っても苦しい、会わなくても苦しい、そんな状態がしばらく続いていたのですが、ある時、「そうだ!カップルカウンセリングを受けたら、何か変わるかも!?」って思ったんです。


勇気をだして久しぶりに彼に連絡をしたところ、あっさりと快諾してくれて、私と彼はカップルカウンセリングを受けることになりました。


彼の快諾で嬉しさを感じたのも束の間、私はすぐに不安になりました。

彼と会わなくなって暫くが経つけど、彼は浮気相手と進展しているのだろうか?

もっと親密になって、幸せの真っ只中にいるのだろうか?

そもそも私はまだ、彼にとって彼女なのだろうか?

そんな時に私なんかと会ったら、きっと相手の女性と私を比べて更に私は嫌われるのではないか?

そんな気持ちになっていました。


彼から「一緒に面談ルームに行こう」と誘ってもらいましたが、移動の車の中で浮気相手の痕跡なんか見つけてしまったら、きっと、私は怒って彼に詰め寄り、その後帰ってしまうことにもなりかねないと、自分で自分をコントロールする自信も無く、現地集合にして欲しいとお願いしました。


私たちは、面談ルームのすぐ下のコンビニで待ち合わせをして、当日、私は電車とバスを乗り継いで面談ルームに向かいました。


バスの中で、偶然にも別のカウンセラーさんにお会いして、面談ルームの停留所に着くまでの間、今の自分の不安を聞いてもらえて、リラックスすることが出来ました。

停留所を降りると彼が待っていて、私たちはそのカウンセラーさんに挨拶をして別れ、面談ルームに向かいました。


カウンセリングが始まりましたが、私は彼の動向ばかりが気になり、全然カウンセリングに集中できません。

あ、今、スマホ触ってる!(女からの連絡か?)
あ、今、トイレに行った!(女に連絡か?)
あ、今、なんか変な表情だった!(女のこと考えてるのか!)

私の頭の中はこんな感じになっていましたので、そりゃ集中出来なくて当たり前なのですが。

本当に、私はどうかしてるっていうくらい、彼のことを見張っていたのです。

そのうちに帰りたい気持ちでいっぱいになり、面談カウンセリングなんてこなきゃ良かったと後悔していましたが、

でも、この日、私はチャレンジすることになりました。


彼と向かい合って離れた場所に立ち、その場所から私が彼の目を見て、「ありがとう」と伝えながら、一歩一歩近づいていくという、とても恥ずかしいセッションにチャレンジすることになったのです。


最初の一歩で、私は、「ありがとう」って言いました。


とても気分が悪かったです。
だって、彼は悪者で、私の敵。
そして、私はもう彼から愛されていない。


そんな自分の無価値さを感じて、一歩踏み出した瞬間に悔しさが込み上げてきました。

次の一歩で、また「ありがとう」って言いました。

自分を裏切った相手に向かって、ありがとうと言いながら自ら近づいていくことが、もう、自分は嫌われているのに、未だ彼に縋っている惨めな女のように思えて、情けない気持ちと涙が溢れてきました。


途中、何度も、こんなことバカげていると言いそうになりましたが、彼の目からポロポロと涙がこぼれているのが見えて、そんな彼を見ていると不思議なことに、目の前にいる彼は裏切り者で私から逃げた彼ではなく、私のことを待ってくれている彼に見えて、私は彼の元まで歩きたいと思いました。


そうやって何度も「ありがとう」と言いながら、一歩一歩近づいて行って、彼の目の前まできて、

「本当にありがとう」

と、最後の言葉を言った後、私も声を上げて泣き出してしまいました。

彼の肩の辺りにそっと触れてみました。それから彼の体をそっと抱きしめました。

彼の鼓動が聞こえて彼の匂いがして、それがとても懐かしくて、この時の私は少しの間だけ安心感に包まれました。


コイツは敵だ!と思ってスタートしたカップルカウンセリングは、終了時には、私の中に込み上げる恥ずかしさと安心感だけが残り、

帰りに彼から「家まで送っていくよ」と、言われましたが、面談ルームを出てすぐ目の前をバスが通ったのが見えて、私は彼に「今日はありがとう!」と一言だけ伝えて、走ってバスに飛び乗りました。


その日から暫くの間、安心感に包まれていましたが、面談ルームでの恥ずかしい出来事を度々思い出しては、やっぱり私はバカみたいだったと、今度はまた怒りが再燃してくるようになり、私は電話カウンセリングを申し込みました。


電話カウンセリングで、カウンセラーさんから

「そういえば、〇〇カウンセラー(バスで一緒になったカウンセラーさん)が、ゆきちゃんの彼、カッコいいって言ってたよ」

と言われました。

もう、既に怒りでいっぱいだった私は、

「それじゃ、私がブスだってことですか!!?」

って、カウンセラーさんにとんでもない言いがかりをつけてしまいました。

「は?何言ってるのよ、私そんなこと言ってないよ・・・。ゆきちゃん、何を感じてるの?」

カウンセラーさんにそう言われましたが、

「だって、彼は浮気をして、私を裏切って、私を捨てた酷い人なんですよ?それに、私はもう、彼女じゃない!きっと、彼は今幸せで私のことなんて邪魔で迷惑だと思ってるんですよ!」

怒りの治まらない私は続けて言いました。


実はこの時、私の心の中では

彼はカッコいい 
   ↓
彼は私と違ってモテるんだ
   ↓
モテる彼だから、きっと彼の新しい彼女は可愛いんだな
   ↓
私はどうせモテない、それは私がブスだから
   ↓
「それじゃ、私がブスだってことですか!!?」

という、被害妄想に陥っていたんです。


「それじゃ、なんで彼は一緒に面談に来てくれたの?」

「お金も彼が払ってくれたのに?ゆきちゃんが迷惑な存在だなんて、つじつまが合わなさすぎるよ?」

「もう、ゆきちゃん、いい加減に彼のこと、ちゃんと見て!」

私はカウンセラーさんに窘められて、ハッとしました。


この時、私は自分の心を守ることに必死で、彼のことも、カウンセラーさんのこと全く無視していたんです。

彼は私を傷つける人だと私が決めつけていたから、彼から今もなお、与えられていた愛に目を向けることが出来ませんでした。


彼は浮気をしていることがバレているのに、責められる恐れだってあるのに、それでも一緒に面談カウンセリングを受けてくれたということは、物凄く勇気を出してくれたのではないか・・・。

それから、私にカウンセリングに一緒に行こうって言ってくれて、帰りも送っていくよって言ってくれてた・・・。


それなのに、私は自分は傷つけられるって思い込んで、彼の言葉を全部無視して逃げちゃった。


私が私を【嫌われる存在】として扱っていたから、彼の愛に気づくことが出来なかったけど、彼が私の為にしてくれていたことはたくさんあったんです。


私はあの面談カウンセリングの日に、彼が私の目を見て涙を流して立っている姿を思い出しました。


浮気をしたことを悪びれずに開き直っている彼を本当の姿だと思っていたから、きっと、この人は極悪非道で冷血な人間だと決めつけていたけど、彼が泣きながら私を見ていた時、彼の目に私は一体どのように映っていたんだろう。

いつも彼を疑い責めて、彼を絶対に許さないという目で見ていた私のことを、きっと彼だって怖いと思ったのではないか?

あの彼の涙は私への「ごめんなさい」と「愛してる」だったのではないか?


私は、彼に想いを寄せていくうちに、恐れを超えて一緒に面談カウンセリングを受けてくれた彼の愛をちゃんと受け取けとろうって、この時に初めて思えたんです。

彼の愛と繋がれた分だけ、私の疑心暗鬼や被害妄想は減っていき、ありのままの彼にありのままの自分で関わることができるようになっていきました。


あの日からもう4年が経って、彼との恋人関係は終わりましたが、今でも私の大切な人として信頼や繋がりがあり、それはあの面談ルームで彼の愛を知ることが出来たからだと思っています。


***


パートナーから裏切られたと感じた時、本当に心は死ぬくらい傷ついて、何も信じられなくなってしまうこともあります。

これを読んでいる方の中にも、今まさに苦しい気持ちを抱えている方もいるかもしれません。

そんな時、どうしてもパートナーシップを続けていくことが難しい場合、別れを選択することも良い選択だと思います。

でも、あなたがもう一度、パートナーと良好な関係を築いていきたいと思えたなら、一度やってみて欲しいことがあるんです。

それは、自分の思い込みの声に惑わされずに、相手の声をちゃんと聴くこと、相手の行動をちゃんと見ること。

そして、相手の愛ともう一度繋がると選択すること。

自分の痛みを超えて、あなたから相手に想いを寄せていくことはとても勇気のいることだと思います。

一人で難しい時は、是非カウンセラーにお手伝いさせてくださいね。



最後までお読みくださりありがとうございました。




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