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こんにちは、町村ゆきです。
いつもありがとうございます。


アメブロ恋と仕事の心理学水曜日のテーマ素敵な愛の育て方に投稿した記事です。

よろしければお読みください。


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いつまでも迷って決められないことってありませんか?

就職や転職、結婚や出産、住宅購入など、人生の選択と言われるような大きなことを決める時は、なかなか迷って決められない時もあると思います。

一方で、今日のランチに何を食べるか?とか、明日着ていく服はどうしようか?とか、あの人に連絡をしようかな?などの、日常のちょっとしたことが迷って決められないというのであれば、毎日に焦りや不安を感じてしまうかもしれません。

私はこのちょっとしたこと、いつまでも迷って決められないということが本当によくありました。


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私が心理学の養成スクールに入ってすぐのころ、そのスクールの講師に

「決めてないのはあなたよ」

と言われたことがあります。

当時、付き合っていた彼が浮気をして二股状態になっていることを相談していた時のことです。

私は、「彼はそのうち浮気を辞めて私に戻るからと言ってくれましたが、一向に浮気を辞めてくれないんです」

と言った時に、「決めていないのはあなたよ」と言われたのです。

その時は、えっ!?まさか!?と凄くびっくりして

「え?ちょっと待ってください。二股しているのは彼なんですよ?」

私が講師に伝えたところ、

「そうよ、あなたもそんな彼のことを選んでないでしょ?」

そう言われて、確かに…。と妙に納得したのを覚えています。

事実、目の前に浮気をしている彼がいて、私はそんな彼を愛すると決めて受け入れられるのか?と聞かれたら、全く自信がありませんでした。


彼はたくさんの愛情表現をする人でした。

遠い距離をいつも会いに来てくれたり、私が困った時は色々と助けてくれたり、私の好きなものを覚えていてくれて時々プレゼントしてくれたりもしました。

愚痴なども言わない人で、いつも笑顔で優しい彼でした。

最初は嬉しく思っていた彼の愛も、そのうちに当たり前のように思うようになり、私はどんどんと依存的になり、自分が彼を愛するなんてことを考えたことなどありませんでした。

彼からしてみれば愛しても愛しても私からの愛情が感じられないわけですから、浮気をしたくなる気持ちも理解できます。

講師の言葉を聞いて、私と彼の関係は、彼が私を愛すると決めて関わってくれていたおかげでこれまで続いてきたんだと、この時に初めて気づきました。


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この日を境に、彼とのことだけではなく私は自分の人生を自分で決めてきたようで、実は誰かの価値観を基準にして決めてきたんじゃないか?と考えるようになりました。

それは、私は何かを決める時、いつも正しさにこだわっていたからです。

私の正しさとは、「こうしなければいけない」「こうあるべき」という、世間の常識や他人の価値観を基準にしたものです。

人の目を気にして、正しさだけで自分のことを決めていたわけですから、自分のやっていることに楽しさを感じることが出来ません。

楽しさを感じられないのですから、やりがいも感じられず集中力もすぐ切れて、失敗することも多かったです。

失敗するとますます何もやりたくない!何も決めたくない!自分が出てきて、やがてそれらから逃げるか、それ自体を壊してしまうようなことも良くありました。


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私は世間や他人の価値基準ではなく自分が本当に望んでいることは何なんだろう?と自分の心に向き合うようになりました。

でも、私はどうしたいのか?私は何を望んでいるのか?と一生懸命に考えても答えは出てきません。

まあ、出るわけないですよね。

私はこの時ですら自分のやりたいことを見つけなきゃ!って思考に頼っていたわけですから。


自分が本当にやりたいことは心の中にありました。

心はただ感じるだけです。

心の領域はとてもシンプルで「愛」か「恐れ」しかありません。

楽しいや嬉しいなどの喜びを感じている時は「愛」ですが、それ以外は全て「恐れ」と言われています。

良い気持ちを感じていたら「愛」、嫌な気持ちを感じていたら「恐れ」といった感じです。


ある時私は自分の心に、どうして自分で決めたくないの?と聞いてみたことがあります。

そうしたらですね、
「失敗することが怖い」
という声が聞こえてきました。

どうして怖いの?と聞くと、
「失敗したら恥ずかしいし、人から嫌われるし、バカにされる」
「あと、失敗して自分で自分をバカだと責めるのも、もう辛い」

私はこの自分の心の声を聞いた時は、自分の中にこんなにたくさんの恐れがあったんだと、胸が苦しくなったと同時に、そんな中でも頑張って生きてきた自分のことをとても愛おしく思えたんです。


そんな感じで自分の気持ちを一つ一つ見ていってあげることで、自分の好きな感覚や嫌な感覚が分かってきて、そのうちに好きなことや嫌いなことも分かるようになっていきました。

そして、自分がやりたいことはやる、自分がやらなくても良いやりたくないことは、やらないと決められるようにもなりました。


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最後に、皆さまに大切なことをお伝えしたいと思います。

迷って決められない時は「愛」を選ぶということ。


心の中にある、自分のやりたいことと、やりたくないことは分かってきました。

でも、やりたくないことをやらなきゃいけない時ってあると思うんです。

自分の心の、やりたくない!だけを押し通すとなると、仕事も人間関係も上手く成り立たなくなって、今度はそのことでまた悩みが増えてしまうことにもなりかねません。

そこで必要になるのが、前述の「愛」。

やりたくないことをやらなかった場合とやった場合を想像して、自分が心から笑顔になれそうだなって感じたものを選択していって欲しいのです。

やる選択もやらない選択もどちらの場合であっても同じです。


それでも迷って決められない時は、小さな決断から始めてみるのもいいです。

例えば、私はご飯を食べる!、私は今から起きる!、私は歯磨きする!など、行動する前に自分で決めてからやってみてください。

声に出しても大丈夫な場所であれば、是非、声に出して宣言してみてくださいね。


心の声も大切にしながら、自分にとって本当に良いものを選んでいってあげて下さいね。

「自分の愛で選択し自分で決める」

あなたの愛の力をどうか信じてみてください。


最後までお読みくださりありがとうございます。




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