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こんにちは、町村ゆきです。
いつもありがとうございます。


アメブロ恋と仕事の心理学水曜日のテーマ素敵な愛の育て方に投稿した記事です。
よろしければお読みください。


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何度も思い出して嫌な気持ちになってしまうことってありませんか?


とても辛い出来事だったから早く忘れたいのに、いつまでも自分の中に残っていて度々思い出しては感じる嫌な気持ち。


あの出来事さえなかったら。
あの人と出会わなければ。
あんなことさえ言わなければ。
あんなことさえしなければ。


そんな、過去の誰かや何かを責めていたり、自分を責めていたり。

思い出すだけでその時の嫌な感覚が鮮明に蘇ってくるから、なるべく思い出さないようにと仕事に打ち込んだり、気を紛らわせようと楽しい気持ちになれそうなこともやってみる。

その時は嫌な気持ちからちょっとだけ離れることが出来るのですが、

でも、ふとした時に思い出してまた嫌な気持ちになってしまう。

嫌な気持ちをなんとかしたいけど、何をやっても無くなることがない。

どうしたらこの嫌な気持ちから離れることができるのだろう。

今日は、そんなしつこく自分を苦しめる‟あの嫌な気持ち”を無くしていくにはどうすればいいかについて考えてみたいと思います。


***


何をやってもなくならない、嫌な気持ちの正体は「感情」です。

 


何度も思い出して何度も苦しいってなっている時。

嫌な気持ち(自分の感情)が自分にまとわりついているように感じます。

 

追い詰められているような感覚。

 

人はまとわりつかれたり、追い詰められたりすると抵抗して逃げたくなるものです。


逃げても逃げても追いかけてくるのであれば、ものすごく怖い。

何度もそんな怖れを感じ続けていると、心はその度に萎んでいきます。



では、これってどうすればよいのでしょうか?



心理学では、「感情は感じきると昇華する」と言われています。


私自身も長年、自分の感情をコントロールできずにずっと悩んできました。

 

自分の感情に支配され脅かされ続けて、自分の欲しいもやりたいも何も分からず自分の小さい世界に逃げて引きこもっていました。

 

そんな私が心理学を学んで自分を癒す中で、実際にやってみて良かったって思った感情の扱い方を、今日は皆さんにお伝えしたいと思います。

 

 

先ず1つ目は、しっかりと自分の怒りを感じること。


過去の辛い出来事を思い出して嫌な気持ちになった時、いつまでもこんなこと思っても仕方ないとか、気にしないようにって簡単に片づけてしまう方も多いのではないでしょうか。

感じないように抑えて、我慢して、逃げて、また我慢してってやっていると、私たちの心には怒りも芽生えてきます。

 

皆さんも誰かに「我慢しなさい!」と我慢を強いられたら、その相手に怒りを感じたりしませんか?

分かって欲しい相手に自分の気持ちを無視され続けてきたら、その相手に腹が立つのではないでしょうか。

私たちは、そのような人からされたら傷つくことを、無意識ですが自分にもしていたりします。


怒りを抑え込もうと自分で自分を我慢させたり、見ないように無視したりすれば、人からされたのと同等に心は傷つくし怒りもたまっていきます。



そんな自分の中にある怒り。


今日は、この怒りを誰かにぶつけるのではなくて、自分の感情として本気で向き合っていただきたいのです。

これまでため込んだ怒りと向き合うわけです。

感情も生半可な抵抗ではなく、強烈な反抗をしてくるかもしれません。

 

でも、今日はそこを、えい!って追いやって、しっかりと自分から感じに行ってみて欲しいのです。


アイツのバカヤロー!でもいいです。
ふざけんなーっ!でもいいです。



私はものすごく怒っているんだぞ!ってしっかりと感じてみてください。


誰もいない空間、例えば家の中であれば、「出てきた怒りに任せてに枕をなぐってみる」とかも良いと思います。

枕をなぐるなんて出来ませんって思われた方は、ノートやメモに出てきた感情を、こちらも枕の時と同様、怒りに任せて書きなぐってみるのも良いと思います。

一心不乱に書いていくことで、自分の中にある怒りを外側に出すことができますので、書く前と書いた後での違いを感じられると思います。


怒りを感じることに慣れてくると、自分の感情に支配されにくくなり、自分自身を生きているという感覚が戻ってきます。


なので、決して、こんな酷いことなどと思わずに、自分の中の怒りとタッグを組んで主体的にやっていただけたらと思います。


2つ目は、怒りの下に眠っている感情へのアプローチです。

 

 

感じないようにと抑えて、我慢したことで大きく膨らんだ怒りの感情。

でも、我慢をしたのは怒りだけではなく、その下に隠した感情もなんです。

怒りの下にある感情は、悲しみ、悔しさ、惨めさ、恥ずかしさ、恐れや不安などといったネガティブなものが盛りだくさんに詰まっています。

 

本当はそれらを感じたくなくて、怒りで蓋をし、さらにその上に我慢という蓋をしてこれまで頑張ってきたのかもしれません。

 

怒りをしっかり感じられるようになってくると、怒りの下にあるネガティブな感情も見えてきたりもします。

 


 

今、目の前に、「怒り」と書かれた段ボールがあるとします。

 

この中に“感情”が入っているとしたら、それはどんな形・大きさ・色でしょうか?

 

(例)
モヤモヤしていて50cmくらいで紫色

トゲトゲしていてとても大きくて真っ黒

無色透明で小さいけどなんか冷たい感じ

 

ここは本当に直感や感覚で構いません。自分に聞いてみてあげて下さいね。


それらが出てきたら、一度自分の目の前においてみてください。


自分の胸の辺りから、よっこいしょって取り出して目の前においてあげるイメージです。

 

そして、一つ一つただ見るだけです。

 
それを見ていると何を感じるでしょうか?

 

悲しい

痛い

辛い

怖い



悲しい気持ちを感じたのであれば、ただ、

 

私は、悲しかったんだな。って見てあげます。

 

感情に意味をつける必要はなくて、ただ、私の中にこれがあったんだ、私、今、こう感じてるんだって見てあげるだけでいいんです。

 

感情は良いも悪いもなくて、ただそこにあるだけです。

 

自分の目の前にあるものを見て感じてあげるだけで、心はしだいに安心感を感じていきます。

 


そして、これは私が良くやっているセルフイメージワークですが、

 

出てきたその一つ一つを小さい笹船に乗せて、キラキラと光って流れている小川に浮かべてみる。

 

悲しみという感情であれば、それを笹船にそっと乗せて、どうかこの悲しみを持っていってくださいと委ねる感じです。

 
キラキラとした小川を、ゆっくりと私の悲しみを乗せた笹船が流れていきます。

 

悲しみがゆっくり流れていくのを見ていて涙が出てくるなら、そのまま泣いてあげてくださいね。

 
その涙は、今、私に感じてもらえたことで安心して、やっと出せた涙なのですから。



今の自分がただそれを感じて、ただ流していく、ただ手放していく。



***

 

私たちはお腹が減ったら、食べ物を食べます。

 

眠たくなったら、寝ます。

 

食事や睡眠などは私たちの肉体が健康であるためにとても重要なことです。

 

感情を感じることは心が健康であるためにとても重要なことと言えます。

だから、出てきた感情はただ素直に感じてあげてくださいね。

未消化の感情は私たちに分かってもらうことで、少しづつ昇華されて心は軽やかになっていきます。


そして、心が軽やかになると、生きやすくなったりするのだと思います。




最後までお読みくださりありがとうございました。





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