今年の夏は、人とのつながりをたくさん感じる機会をいただきました。
絆の大切さだったり、命の大切さだったり、触れ合うことの大切さだったり。
普段、当たり前のようにある「つながり」を改めて学んだような気がします。
つながりって、物理的に結びついていることや関係があることを指す言葉ですが、それだけでつながりを感じられますか?と聞かれるとそうでもないように思います。
それはきっと、つながりを感じるということは心で感じるものだからなのかもしれせん。
心でつながる、誰かとつなつながる。
つながりを感じられている時って、不思議と安心感を感じられたりします。
そんな「つながり」。
今の私は「つながり」を感じられるようになってきましたが、昔は良く分からなくて、今とは全く違った捉え方をしていました。
小さい頃から人と関わることが苦手だった私は、誰かとのつながりを大変なプレッシャーに感じていました。
つながりがあるということは、人と関わらなくてはいけない。
人と関わるということは、自分を隠さなければいけない。
自分を隠すためには、ミスも失敗もせずにちゃんとしなければいけないって感覚でした。
そして、誰かと関わった後は、いつも家に帰って「今日の自分は大丈夫だろうか?」と一人で反省会を始めたりもするので、心が休まることもありません。
この一人反省会、必ず自分の悪いところをあげつらって自分を責める結果になります。
なので、私はますます人との関わりを避けて本当に孤独な状態だったと思います。
誰かとつながればつながるほど、一人になりたい気持ちが出てくるので、私にとっての「つながり」は大変なものだし苦しいものだし、出来れば持ちたくないものでした。
今、こうして書いていると、昔の自分は本当に恐れでいっぱいだったんだなと改めて思います。
これを読んでいる方の中にも、以前の私のように「つながり」を大変でしんどいことと捉えている方もいるかもしれません。
嫌いな相手であれば無理に付き合わなくても済みますが、大切な相手との関係であれば、一緒に居るのにつながりを感じられないことで、寂しさや孤独感をより強化してしまうこともあると思います。
***
では、どうすれば「つながり」を感じられるのでしょうか。
これは私の感覚なのですが、相手に分かってもらえたと感じられた時なのかなと思います。
それは、本当の自分、ありのままの自分を見てもらえた。
自分の心の内側を相手に分かってもらえた。
そして、それを受け入れてもらえた。
そう感じられた時かもしれません。
昔を振り返ると、分かってもらえたと感じられた時、最初は怒りを感じたように思います。
違う、そうじゃないって、相手から送られる理解を否定したくなるような感覚を感じました。
きっと、ずっと隠してきた自分を分かってもらえて、とても恥ずかしかったのだと思います。
でもすぐに、これまで冷たかった私の胸の辺りがパーッと温かくなりました。
誰かを傷つけた自分。
誰かに傷つけられた自分。
何もせずに逃げてしまった自分。
怒りまくっていた自分。
怖れでいっぱいになっている自分。
自分の中にある、隠してきた大嫌いな自分を見てもらい、受け入れてもらえた時に相手とのつながりを感じられたんですね。
今日は感じる、感じる、と「感じる」というワードを連発していますが、きっと文字通り、つながりを感じるには感情が伴っていないと感じられないのかなと思います。
感情でのつながりこそが、信頼や安心感を感じられる「つながり」なのだと私は思います。
***
では、どうすれば「感情」を感じることが出来るのでしょうか。
私がカウンセラーになるための勉強をしている時、よく師匠から言われたことは、
「相手を見る」ということ。
それは、自分の先入観で見るのではなく、相手をありのまま見るということ。
相手の言葉だったり、行動だったり。
自分の先入観を外して相手を見ることの大切さを学んできました。
カウンセラーのスクールに通い始めたころ、私は自分の子供たちのことをよく見ていたように思います。
注意深くみていると、私の為に色々なことをしてくれていたことに気づいたんです。
朝、洗い物を残したまま外出したけど、帰ってみると食器が綺麗に洗われていたこと。
私の留守の間に急に雨が降ってきた時には、いつも洗濯物がきちんと取り込まれていたこと。
私の作ったお弁当を毎日残さず食べてくれていたり、手作りのケーキで私の誕生日をお祝いしてくれたこと。
ここには書ききれないくらいに娘も息子も私のために、小さな愛をたくさん送ってくれていたことに気づいたんですね。
それまでの私は、子供たちはどうせ私を嫌っているのだという先入観を持っていましたので、ゲームばかりしていることや、部屋の片づけをしないといった、子供たちの悪い面にだけ意識を向けていました。
でも、自分のその先入観を横に置いて、子供たちのありのままを見ていくことで、子供たちが私の為にしてくれていたことが見えてきて、
当たり前に自分の元にあった子供たちの愛は、とてもありがたいことだったのだと感じることが出来たのです。
それからは毎日が新発見!みたいな感じになって、子供たちのことが大好き!とより大きく感じられるようになっていったのを覚えています。
今は、子供たちも巣立って私は一人で暮らしていますが、そんな子供たちのことを思い浮かべると、離れていても「つながり」を感じられるんですね。
感情が感じられなかった頃は、誰かと一緒にいても孤独でいっぱいだった私が、自分の感情に触れて、離れていてもつながりを感じられるようになれたことは本当に奇跡のように思います。
皆さんには大切な人はいますか?
その人はあなたの大好きな人ですか?
それとも、今は顔も見たくないって思ってしまう人ですか?
今、誰かが頭に思い浮かんだら、それはどちらであってもあなたにとって大切な人なんだと思います。
あなたが大切だと思えた人なら、きっとあなたはその人の愛を見ることも出来るのだと思います。
つながることは、自分の心をよせること。
あなたから「つながり」という橋を架けてみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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